余すところなく

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100円の大根余すところなく
使いきっても残る土の香

開けた窓から初夏の風受け
タウンバス滑らかに湾曲する

快速は別料金かと見送った
昔の自分思い出してる

黙々と形状記憶シャツを着て
現在(いま)の自分を記憶に留める

ジャンプするスケボー少年
アルマジロのごと孤独を身に纏いけり

切っ先の尖ったナイフ
懐に忍ばせてをりフクロウのよう

お一人様一個限りの無塩バター
 パンを焼く分ケーキを焼く分