十八時過ぎの夕日

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父となるかもしれないし
ならないかもしれない子と過ごす父の日

少年は唇湿らせ嘘をつく
くらきこころを見透かされぬよう

瞑目して暗渠の上を歩くとき
われも一滴のいにしえとなる

夏至の日のブレッドナイフあぶりつつ
 父の棺に釘打ちつける

十八時過ぎの夕日に畳まれた
ビル破壊せしクレーン車の角

夏蝶は洗濯かごに羽おろし
バターは溶けてキラキラ光る

転寝しタオルケットの重さぶん
気にし気にされ暮らしていきたい