ガード下

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明日にはまた逢えるのに
離れても離れがたきを夕べの改札

夏蝶に見とれブレーキ軋ませて
路面電車はカーブ曲がれり

蚊遣火のローズアロマと香り変え
人より虫を楽しませをり

昼間でもなお薄暗きガード下
 緑の灯りほのかに照らす

かかとのした緑の町広がりて
小高い丘の頂におれば

素っ気なくコロッケ売りし
皺くちゃの精肉店の看板娘

茄子漬けの色が変わるも気にならず
取りとめのない話してゐた