第5回「短歌の目」7月/夏の夜

f:id:karigari:20150703111710j:plain

 

2回めの参加です。今回も題詠には苦戦しました。誰ですかアンタレスなんていうお題を出したのは!(笑) あと東京の練馬区に「ぬばたま」という美容室があることがグーグル検索の結果わかりましたよ。それと全体的には夏の季語っぽいお題が揃ったなかで、「手帳」というのはひとつ異彩を放っていて面白かったですね。というわけで第5回は「アンタレス」と「手帳」に、僕は個人的にお題大賞をさしあげたいなあと思います(賞品はありませんが)。

 

1.手帳

夜勤明け 父の作業着 胸ポッケ
 能率手帳 ちびた鉛筆

2.花火

漆黒の闇の奥から降り注ぐ
花火を浴びにどこまでもゆこう

3.虫

秋の虫ばかりが虫の声じゃなし
夏の夜(よ)に鳴く虫の声聴く

4.白

白夜という夜あるらしき
地球儀の傾(かし)ぐ角度に首かしげたり

5.アイス

寝つかれぬ夜はアイスノン枕にし
空飛ぶ羊の羽を数える

6.プール

学校の夜のプールに忍び込み
足先だけで夏を確かむ

7.すず

おとついの商店街の夏祭り
 福引きで当てた葉つきすずしろ

8.アンタレス

十一月生れの君の瞳(め)のなかに
アンタレス煌煌と燃えてをり

9. 雷

せつなさの夜を切り裂き遠雷は
一度とどろきあとは知らざり

10.【枕詞】ぬばたまの

ぬばたまの夜は短し恋せよと
乙女じゃなくて悪かったわね

 

tankanome.hateblo.jp

hatenablog.com