夕立のあと

f:id:karigari:20150726105912j:plain


炎天を歩く女の汗ばんだ
乳房のようなゴーヤチャンプルー

こんなにも大きな夕日が沈もうと
しているときになんと無力な

儚さをいうには存外しぶとくて
パチパチはぜる線香花火

図書館のなかまで聞こゆ蝉の声
ページくる音かきけ消されたり

背高のもろこし畑に来てみると
見わたすかぎり刈入れのあと

夕立のあと焼き上がりしパンを買い
家路をたどるひとりの部屋の